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ナイジェリアの治安について【ナイジェリア情報】Nigeria information
2012年6月6日

Filed under: 海外進出支援事業 — livewell_writer @ 9:40 AM

株式会社リブウェル の牧野谷輝です。

2012年6月現在でお話しします。

<はじめての方はまずこちらをお読みください。 「なぜいまナイジェリアなのか」

ちょうど、6月3日、ラゴスで国内線旅客機が墜落しました。約150名の乗客は亡くなられた模様です。首都アブジャと人口最大の都市ラゴスをつなぐダナ航空のボーイングが墜落し、街に突っ込んだというニュースが流れています。ナイジェリアに行くには、エミレーツ航空やカタール航空その他多数の国際的なに信用できる航空会社が多数乗り入れていますが、国内線には不安が残ります。

て、ナイジェリアの治安について。

首都アブジャ(Abuja)とラゴスを移動する陸路と空路。空路は航空機事故のリスクがあり、陸路は、強盗の危険や、誘拐、各地の道路で行われる警察官による検問でワイロや物資を取られるリスクがあります。

陸路を郊外に移動するなら、警察官をアルバイトで雇い、車の横に乗せておく必要があります。検問で止められたり、強盗に襲われたりするリスクを減らすためには必須です。ちなみに、警察署にコネがあれば警察官を雇えます。外国企業は多く利用しています。

ナイジェリア全般の事情でいうと・・・

・北部はイスラム系が多く、南部はキリスト教系が多い。

・多民族国家。ハウサ・フラニ人(50%程度)、ヨルバ人(18%程度)、イボ人(11%程度)で全人口の3分の2を占める。民族間の対立意識は大きい。ラゴスなどの都市部で仕事をする人でも同じ。ビジネスする場合なら、その3者をお互い監視させる仕組みでうまく組織を回して成功している例を聞く。

・ナイジェリアの輸出のほとんどは石油に頼っている。

・南部の港で国内最大人口の都市のラゴスに人口集中している。1000万人以上ともいわれている。

・ラゴスを中心に経済は回っている。

・南部と北部の融和を狙って、中間地点のアブジャ(Abja)に正式に遷都されたのが1991年。

・2011年度未遂も含め少なくとも70件以上のテロが発生。犯行は主にイスラム過激派組織。

・首都アブジャの人口は100万人。

・アブジャでは2011年に国連ビルが爆破されるテロが起きた。

・アブジャではテロが頻発。2010年10月、12月、1月、2011年6月、8月と連続。2012年5月にも爆破テロ発生。

・宗教戦争、地域間の経済格差など諸問題が原因。

・テロリスクで言うとアブジャは危険。

・誘拐多発。特に石油関連で働く中国、韓国人にとっては日常茶飯事レベル。それらの企業は、誘拐犯に渡す身代金を、マーケティング費用に織り込んでいるという話だ。

・1960年の独立以来、7回の軍事クーデーターが発生している。現在政治的に比較的安定しているとはいえ、今後の予測は不明。

・全土で外務省の渡航勧告(延期や渡航の是非を問う)が出ている。

・ナイジェリアの人口は現在1.6億人。2100年には7.3億人に増える超巨大マーケット。

・その他メリットなど詳細は→こちら

これらを総合的に考え、渡航や進出を考える必要があります。

ただ行ってみて感じるところですが、日本人は危険に対する意識がとても繊細、ということです。中国人や韓国人は、危険はあってもビジネスのために飛び込んでいる人が多くいます。日本人は、リスクを恐れて行動しない、これは人にも企業にも共通しています。

わたし自身は、今後の日本の経済発展のために、先兵となる企業が多くでることを望みます。海外に行くと、世界から見たときの日本の小ささ、影響度が極端に少なく、井の中の蛙の日本人が多いことに危機意識を感じます。

ラゴス(Lagos)は世界三大危険地域とも言われますが、治安はどうでしょうか?

ラゴスについては、次回お伝えします。

ナイジェリア進出を目指すなら・・・・   株式会社リブウェルまで: http://www.live-well.jp/miscs/contact.html

Lagos,Nigeria Osaka,Tokyo,Japan

 

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