助成金の申請代行は、社会保険労務士法に基づき、社会保険労務士のみが可能です。とはいえ、同じ社会保険労務士といっても、専門分野や経験も違えば、仕事のスタイルも違います。誰に依頼するか、社会保険労務士選びを間違えると、大事なポイントを見落とし、助成金が支給されないこともあります。信頼できる社会保険労務士を選ぶことが大切です。
信頼できる社会保険労務士を選ぶポイントは3つあります。
まず、何よりも大切なポイントは、不正受給のリスクを重々認識している社会保険労務士を選ぶことです。「このくらい他の事業所でもやっていますよ」「今まで問題になったことはありません」と、たとえわずかでも休業等の水増しをしたり、教育訓練中に通常業務を行ったり、その不正のリスクを認識していない社会保険労務士は、まず信用できません。不正受給をした場合は、故意かどうかに関わらず、全額の返還を求められるだけでなく、事業所名を公表され、悪質な場合は刑事告発されます。1日分の水増しだからといって、1日分の返還ではありません。不正に関する助成金以降の全ての助成金が返還の対象になりますので、受給後忘れた頃に発覚し倒産に追い込まれることもあります。たとえそそのかされて不正をしたとしても、社会保険労務士は何の責任もとれません。「他でもやっている」そんな言葉には注意しましょう。
次に、2つめのポイントは、助成金に関する専門力が高い社会保険労務士を選ぶことです。助成金に関する専門性が高い社会保険労務士の場合、事業主がどのようなことを見落としがちか、どんなトラブルが想定されるのか、理解しているため、前もって注意点を説明されます。例えば、労働者が研修をドタキャンした場合どうなるのか、退職した場合どうなるのか、など、リスクをきちんと説明されます。いいことばかり説明して、リスクを説明しない社会保険労務士には、注意しましょう。費用の支払いは済んだのに、助成金はおりない、ということになりかねません。
最後に、3つめのポイントは、事業主の立場で相談にのってくれる社会保険労務士を選ぶことです。事業主のニーズに合わない助成金を、お金だけを目的に、無理にすすめてくる社会保険労務士は信用できません。能力開発に関する助成金では、研修機関との連携も大切です。「それは研修機関の問題です」と何かあってからはしごを外されないように、事業主の立場で、事業主、研修機関ときちんとコミュニケーションがとれる社会保険労務士を選びましょう。
手続きや詳細については、株式会社リブウェル(提携社会保険労務士多数)まで、お問い合わせください。
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