• コラム・新サービス
• ブログ

１つめは、経済的なメリットです。助成金の原資は従業員を1人でも雇用していれば加入義務がある雇用保険料の一部です。使える助成金を使わないということは、払うだけ支払って回収がないので、損失となります。平成26年度の場合、一般の企業であれば、給与の1.35%が雇用保険料となります。20万円の給与の労働者であれば、2,700円です。そのうち、1.00%が失業等給付として、失業保険として使われます。そして、残った0.35%、給与が20万円であれば700円が、雇用保険二事業として雇用安定事業、能力開発事業に使われます。これが助成金の原資で、たかが0.35%であっても、全労働者が毎月となるとそれなりの額になります。使える助成金を知るだけで、最終的に経費が減り、売り上げと違ってそのまま利益になります。

2つめは、労働者に対する能力開発や環境改善による企業競争力の強化です。能力開発に関する助成金では、助成金を活用した訓練の実施で、仕事を覚えた社員が、以前より仕事が面白くなり、自発的な取組が促進されます。労働環境の整備に関する助成金では、その時期の社会問題を踏まえた対策になっているため、いち早く対応することで、他社に比べより魅力のある企業になります。どのような助成金があるか知り、経営環境に合わせて活用していくことで、企業競争力を強化できます。

３つめは、優秀な人材の確保です。助成金を活用するということは、国が導入した方がいいという制度を導入したということになります。求人の際に、安心して提示できます。能力開発の制度や実績、職場環境の充実を提示することで、他社に比べ優秀な人材が集まりやすくなります。向上心がある人にとって、充実した能力開発制度やそれを実施した実績は、魅力に映ります。また、職場環境の充実は離職率を下げ、採用コストが下がり、より質を重視した採用が促進できます。

このように、企業にとって、助成金を活用することには大きなメリットがあります。まだ、助成金の活用を経験していない事業主の方は、一度検討してみてはいかがでしょうか？

手続きや詳細については、株式会社リブウェル（提携社会保険労務士多数）まで、お問い合わせください。

次のコラム《２７．信頼できる社会保険労務士を選ぶ３つのポイント》へ→http://www.live-well.jp/wp/2014/04/2005/

補助金・助成金のご相談はこちら　

＜お電話もしくはお問い合わせフォームより＞