中小企業の事業主が、厚生労働省の助成金を活用したい、あるいは、活用できるか検討したい、と考えたときに、助成金の申請代行を専門家である社会保険労務士に依頼するのは、賢い選択です。助成金に関する知識がない事業主がひとりで助成金を活用しようとすると、知らず知らずのうちに受給条件から外れ、受給できたはずの助成金が受給できなくなったりすることがあるからです。その点、助成金の専門家である社会保険労務士の力を借りれば、そのような問題は発生しにくくなります。
ただし、社会保険労務士であれば、誰でもいいというわけではありません。法律違反である事実に反して申請する行為をしようとする社会保険労務士は論外ですが、必ずしも事業主のニーズに沿った提案や対応をしてもらえるとは限りません。そこで、助成金の申請代行では、誰を選ぶかがポイントです。ある社会保険労務士が気づいたことに、別の社会保険労務士では気づかず、適切なアドバイスや行動をとって頂けないこともあります。ここでは、助成金の申請代行を依頼する際の、社会保険労務士の選び方のポイントを説明します。
1つめのポイントは、自分の事業所に関係する助成金に関する経験です。同じ社会保険労務士であっても、助成金の申請代行の経験が豊富な人もいれば、あまりない人もいます。専門用語を理解することについては、経験が少ない方もできるかもしれませんが、事業主がどういうことを見落としがち、とか、労働局には後からこういう書類を追加で要求されがちだからこんな記録は残しておいたほうがいいとか、そのような厚生労働省のホームページやパンフレットに説明のない場面では、経験によって対応力に大きく差が出ます。経験豊富であれば、後でトラブルにならないよう、リスクも含めて説明してくれるでしょう。また、地域によって労働局の担当の人の対応が違う場合もあるので、自分の地域の経験もあればなおいいでしょう。経験豊富な社会保険労務士を選ぶことがポイントです。
2つめのポイントは、対応のスタイルが自分に合うかどうかです。自分の聞きたいことを、丁寧に教えてくれたり、すぐに教えてくれたり、教え方が分かりやすかったり、自分の事業所のことを考えて提案をして頂いたり、漏れやすいポイントを事前に教えてくれたり、対応のスタイルが自分に合うかどうか、チェックしましょう。
3つめのポイントは、社会保険労務士の報酬の条件です。着手金+成功報酬だったり、完全成功報酬だったり、社会保険労務士によって条件が異なります。自分の事業所の現状とリスクも踏まえて、判断することがポイントです。
このように、助成金の申請代行では、誰に依頼するかがポイントです。しっかりと見極めていきましょう。
手続きや詳細については、株式会社リブウェル(提携社会保険労務士多数)まで、お問い合わせください。
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