助成金はなかなか支給されないのでは、と思われている人も多いかと思います。
「以前、補助金の申請をしたが、審査で通らなかった」
「助成金も同じように審査が難しいのではないか」
と、思われるかもしれません。しかし、助成金と補助金は違います。
どちらも、融資と違い、基本的に返済の必要のない給付金であるということは同じです。
また、融資と違い、すぐにもらえるのではなく、条件を満たした後、一定期間をすぎてから給付される点も同じです。
助成金と補助金の大きな違いは、支給対象になるかどうかが、どのように決まるか、という点です。
補助金の場合、一般的には公募となります。一定の期間中に応募された会社の中で、採択審査を行い、採択された事業者に対して支給されます。つまり、応募要件を満たしていても、採択される事業者もいれば、採択されない事業者もいるわけです。したがって、審査期間が終わらなければ、支給されるかどうか分かりません。したがって、応募の際には、いかにこの事業が、他の応募者と比べて、補助金の目的にあっているか、アピール力も必要となります。応募者が多ければ、審査で採択が難しくなることもあります。
それに対して、助成金は、受給要件を満たし、申請が受理されれば、基本的に支給対象になります。他の事業者と比べることなく、自社が受給条件を満たしているかどうか、それだけを考えればいいのです。
また、受給条件にあっているか、条件が不足していたり、説明が不十分であったりすれば、申請時に指摘されます。したがって、条件を満たすように計画を見直すか、申請をやめるか、事前に検討することができます。
したがって、助成金は、補助金に比べ、利用しやすいのです。
もちろん、それぞれの助成金で予算枠がありますので、一定期間で条件が厳しくなったり、締め切られたりすることもあります。しかし、雇用保険という安定した財源があるため、受理される件数も多く、受給条件を満たせば、順番に受理されます。
これまで、補助金と同じ感覚で、なんとなく、助成金をもらうのは難しそうだ、と思っている人は、一度、検討してみてはいかがでしょうか?雇用安定や能力開発に関係するさまざまな助成金があり、条件に合うものもあるかと思います。一度利用してみれば、助成金の利用しやすさを実感頂けるかと思います。
手続きや詳細については、株式会社リブウェル(提携社会保険労務士多数)まで、お問い合わせください。
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