新入社員の研修に活用できる助成金に、キャリア形成促進助成金があります。若年人材育成コースでは、採用後5年以内で、35歳未満の若年労働者への訓練に対して、研修費用の1/2と1時間あたり800円の賃金が助成されます。それでは、新入社員のための研修には、どのようなものを選べばよいでしょうか。
新入社員はアルバイトの方以上に、会社の一員としてのあり方が、お客さまに対して、取引先に対して、問われます。まずは、社会人としての基本的なマナーや仕事の進め方を習得させる必要があります。しかし、残念ながら、職業、または職務の種類を問わず、職業人として共通して必要となるものや、趣味教養を身につけることを目的とするものなどは、キャリア形成促進助成金の助成の対象にはなりません。したがって、社会人としての基本的なマナーや仕事の進め方は、自費でカバーする必要があります。
新入社員のための研修のうち、基幹人材として必要な担当分野の知識・技能を順次取得させるような研修であれば、助成金の対象になります。例えば、ホームページ作成の担当者であれば、Webデザインの研修や、Webマーケティングの研修など、これから仕事をしておく上で必要な、専門知識やスキル、その基本となる考え方を体系的に学べる研修です。これらの内容を事前に学んでいれば、新入社員が自分の仕事をする上で役に立つだけでなく、上司や先輩との価値観があったり、共通の言葉を理解できたりすることができます。そうなれば、上司や先輩とのコミュニケーションがスムーズにいき、指示がスムーズに伝わることも期待できます。
したがって、新入社員に対する担当分野の研修の選び方については、上司や先輩であれば基本的に知っていて共通の認識になっているような、専門知識や技能、考え方を学べる研修がいいでしょう。
研修の受講のタイミングとしては、実務に入るまでに受講する方法と、実務をある程度やった上で受講する方法があります。どちらも一長一短です。実務に入る前に研修を受講すると、スムーズに実務に入れる反面、研修中は実際の実務でのイメージが湧かないため、理解が浅くなりがちです。実務に入った後だと、実務で戸惑う反面、何がわからないか研修の前に分かるため、研修での理解が深まったり、上司や先輩には聞きにくいことも講師に聞いたりすることができます。効果をあげる上でベストなのは、最初に最低限必要な内容をまとめて教えた上で、実務後に理解を深めるように研修するのがよいでしょう。
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