自分の会社でも助成金を使えるのか、というところは、気になるところです。
助成金を使える企業かどうかは、それぞれの助成金ごとの受給要件と、各助成金に共通の要件を満たすかどうか、確認すれば分かります。
各助成金に共通の要件については、以下の通り、大きく3つありますので、ご確認ください。
まず1つめは、雇用保険適用事業所の事業主であることです。
助成金の財源は、雇用保険に入っている、企業または個人事業主が納めている雇用保険料です。したがって、助成金は雇用保険に入っている事業主を対象としています。
雇用保険については、労働者を雇用する事業は、その業種、規模等を問わず、農林水産業の一部を除き全て適用事業となります。これから1人目の雇用を考えている方は、お近くのハローワークにご相談してみてください。
2つめは、支給のための審査に協力することです。
審査と聞いて心配になるかもしれませんが、何も特別なことをする必要はありません。
・支給または不支給の決定のための審査に必要な書類等を整備・保管していること
・支給または不支給の決定のための審査に必要な書類等の提出を、管轄労働局等から求められた場合に応じること
・管轄労働局等の実地調査を受け入れること
など、助成金の受給要件を満たす証拠が残るようにしておくことです。昨今、研修をすると申請してやっていなかったなど、不正受給をしようとするケースが報道されています。そのような虚偽の申告をされていれば問題ですが、そうでなければ、心配することはありません。労働局等のアドバイスを頂きながら、対応していけば問題ないでしょう。
3つめは、申請期間内に申請を行うことです。
助成金ごとに、計画の申請はいつまで、計画の内容に変更がある場合はいつまで、支給申請はいつまで、など、決められています。
特に、計画の段階では、受理されるのか、されないのか、関心があるので、申請期間に注意しますが、計画変更や支給申請の段階では、数ヶ月時間がたっており、忘れてしまいがちです。そんなときは、専門の社会保険労務士に、申請のスケジュール管理も含めて依頼するのも1つの方法です。
以上、共通の要件を3点、説明致しました。1つ1つの要件の中には、聞き慣れないことばもあったかもしれませんが、どれも特別なことではありません。分からないことをそのままにせず、専門家に確認しながらすすめれば、問題ないでしょう。
手続きや詳細については、株式会社リブウェル(提携社会保険労務士多数)まで、お問い合わせください。
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