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【ナイジェリアビジネス事情】なぜ今ナイジェリアなのか? Nigeria business
2012年6月5日

Filed under: 海外進出支援事業 — livewell_writer @ 3:32 PM

株式会社リブウェル の牧野谷(まきのや)です。

なぜ今ナイジェリアなのか。それを語る前に一つ質問があります。

ビジネスで成功する簡単な方法、それはなんでしょうか。

それは、伸びている市場でビジネスすること、です。

需要が大きく伸び続けている市場で、かつ供給が少ない状態のときに商品・サービスを提供すること。   競合がいないこと。   商品を出しただけで売れる状態であること。

例えば現在では、人口が増加し中間所得層が拡大する国や地域は、需要が大きく伸び、市場が膨らんでおり、大きなマーケットが生まれています。東南アジアなどの新興国もそのひとつです。

さて、ここで、未来の人口予測について考えてみます。

2012年現在、世界人口は70億人を突破しました。

そして、西暦2100年の未来。そこはどうなっているでしょうか。国連の予測を見てみましょう。

HPより引用  国連(2011) World Population Prospects : The 2010 Revision

↑注:この中央図の下に2050年とありますが、これは2100年の誤りです。元データそのまま引用

 

2010年時点で人口第一の国は13億人で中国、2位が12億人でインド、3位は3億人の米国です。

ナイジェリアは人口1億6千万人で第7位です。

これが2100年になると、15億人のインドが1位、9億人のインド、そして3位に7億人のナイジェリアが入ります。米国は5億人弱の4位です。

さて、ここで何が起こるでしょうか。いろいろなことが読み取れます。

インドの市場はこれまで以上に人口減少が進む中国は、日本や北欧以上の急激な少子高齢化とそれによる市場の縮小を体験することでしょう。

日本は9100万人になり、現在よりも人口が3割減少する計算になります。その現象を補い、また1次産業や底辺の仕事を請け負うのは外国人たちとなるでしょう。

日本でも移民の受け入れが国策として出てくるのは避けられないかもしれません。米国は未来も衰えず。この国の強さは移民を受け入れ国内のマーケットが拡大し続けるところにもあります。

 

そこでナイジェリアです。

アフリカ最大の石油産出国であり、世界でも10位以内に入る石油輸出大国。   公用語は英語。イギリス連邦に加盟しており、文化的にも欧米の文化を理解している。

現在1億6千万人の人口が、2100年に7億3千万人になる。

これは、今後約90年で、人口が4.5倍になるということです。現在すでに世界第7位の人口を抱えながら、そのマーケットが4.5倍になるというわけです。

インド市場が伸びる、人口は多いといっても人口の伸び率では、インドは約1.3倍、90年間で3.3億人の増加。

これに比べナイジェリアは、5億7千万人の人口が増加します。

このマーケットに日本人はいまのところ参入していません。

中国人はナイジェリアに数万人~数十万人(不法滞在や不法入国も含め)いるともいれています。石油の採掘などの労働者が多くいます。

ナイジェリアの家電量販店や郊外型のスーパー(日本のイオンのような店舗)で主に並んでいるのは、サムスンなどの韓国メーカー、そして中国メーカーが大半です。日本の家電メーカーは多くのシェアを獲得できていません。

そして、日本人はというと。

外務省のデータで長期滞在者は100人ほどしかいません。うち半数はナイジェリア人を夫に持つ日本人妻です。日本に出稼ぎにきたナイジェリア人と結婚し、ナイジェリアに行ったというパターンです。

外務省の駐在員や、パナソニック、トヨタはじめ日本のトップ企業の駐在や現地法人全員を集めても、1億6千万人のマーケットにおいて日本人でビジネスしているのは50人だけ、なのです。

日本は完全に出遅れています。このままあと何十年かたったときに、現在のアジアへの進出ブームと同じく、アフリカブームがやってきて、日本企業が進出をはじめても、主要なポストは他の国の企業にとられていることでしょう。

日本はアジアを目指し、アジア各国は北米、南米、アフリカなど他の地域を目指す。

これが最近の企業トレンドです。

ビジネスを成功させる秘訣。

それは、伸びている市場でビジネスすること、です。

需要が大きく伸び続けている市場で、かつ供給が少ない状態のときに商品・サービスを提供すること。競合がいないこと。商品を出しただけで売れる状態であること。

今、アフリカのマーケットに日本企業は入り込めていません。ナイジェリアも同様です。  今、御社がアフリカマーケットを狙えば、アフリカ市場において、業界で一番成功している日本企業というポジションを取ることは容易です。

7.3億人に伸びるナイジェリア市場で、先行者利益・利得を取ることができるチャンスがいまあります。

永続企業を考えるなら、企業100年の計を考えている経営者も多いことでしょう。

御社はどの国に、どの市場に将来の活路を見出しますか?

 

ナイジェリア進出を目指すなら・・・・株式会社リブウェルまで: http://www.live-well.jp/miscs/contact.html

 

参考)アフリカ各国   アルジェリア,アンゴラ,ウガンダ,エジプト,エチオピア,エリトリア,ガーナ,カーボヴェルデ,ガボン,カメルーン,ガンビア,ギニア,ギニアビサウ,ケニア,コートジボワール,コモロ,コンゴ(旧ザイール),コンゴキョウワコク,サントメ・プリンシペ,ザンビア,シエラレオネ,ジブチ,ジンバブエ,スーダン,スワジランド,セーシェル,セキドウギニア,セネガル,ソマリア,タンザニア,チャド,チュウオウアフリカ,チュニジア,トーゴ,ナイジェリア,ナミビア,ニジェール,ブルキナファソ,ブルンジ,ベナン,ボツワナ,マダガスカル,マラウイ,マリ,ミナミアフリカ,モーリシャス,モーリタニア,モザンビーク,モロッコ,リビア,リベリア,ルワンダ,レソト

 

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